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第62話

波のように私を飲み込もうとする絶頂感が近づいてくるのを感じる。もうすぐそこまで来ていて、その始まりが既に私の秘所の中で揺らめき、全感覚が火のように燃え上がる瞬間、テントのすぐ外で木の枝が折れる音がして、私たち二人はその場で凍りついた。

マットのものが私の喉奥に埋まり、彼の指が私の後ろの穴に深く入っている状態で、両親の声が聞こえてきた。まるでこのテントのすぐ外にいるみたいに!

「シーッ」と母が言う。「起こしちゃうわよ!」

「起こすわけないだろ」と父が言う。「それに、マットはまだ起きているみたいだ。そうでなければランタンをつけっぱなしにしているのか」

私はただ座り込んで、もし父がテントのチ...