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第54話

デイヴィッド

エイヴァはどんどん素晴らしくなっていった。彼女のことを理解したと思うたびに、予想外のことをしてくる。ガレージに忍び込んでバイクで自慰するなんて信じられなかった。彼女は完全に飽くことを知らなかった。彼女を満足させ続けるのは、とてつもなく楽しいことになりそうだ。気づけば、すでに僕はエイヴァを自分のものだと考え、彼女を完全に手に入れることを既定の事実のように思っていた。だが仕方ない、彼女には僕を狂わせる何かがあるんだ。彼女には決して満足できないだろうし、そして彼女を手放すこともできないだろうと分かっていた。それ以外のことを考えるのは自分を欺くだけだった。

作っていたテーブルに集中し...