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第57話

アブラハム・ポロックの手が私の体のカーブに沿って滑り、彼の強烈な眼差しは太ももまで追いかけてくる。私はゆっくりと彼の裸体を観察する。完璧に彫刻されたような筋肉は、強くて魅力的だ。

「君は正しい...」彼は片手を私の膝に置き、視線を私の目に戻す。「今日は良い子だった。許可なく絶頂したけど、それはまた今度の話だ」

私はそっと唇を噛み、彼が私の足を広げるとき息を止める。

「ご褒美が欲しいのか?」

「はい、ご主人様」その言葉が簡単に口から滑り出たとき、私は唇の隙間から鋭い息を漏らす。「あなたは罰するより褒美をあげる方が得意だと言いましたよね?」

以前なら頑固に抵抗していただろうが、自分を苦し...