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213。「愛してるって言って。今すぐ。」(+18)

エイブラハムの顔が歪む。彼もまた、自制心を失う寸前だったが、それでも耐えている。それでも彼は動きを止めず、その瞳は私に釘付けにされ、私たちの体は狂乱のリズムで激しくぶつかり合っていた。

「お前は俺をめちゃくちゃにするんだ、分かってるか? 俺の頭を、魂を……めちゃくちゃにする。そして俺はそれを許してしまう。クソッ、お前に許してしまうんだ、ヴィクトリア。これ以上に正しいことなんて何もないからだ――お前が俺の中にいて、俺のモノがお前の奥深くに埋まっている……他の何もかも、クソ食らえだ。お前を繋ぎとめるためなら、何だってしてやる」

鳥肌の波が全身を駆け巡り、私は頭を横に傾け、彼の背中の魅力的な筋肉に指...