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第15話

私の体が燃えている。ポロック先生の視線に抵抗できないだけでなく、彼の触れる感覚や、耳元で響く低くかすれた声にも弱いようだ。

私はゆっくりとまつげを瞬かせ、恐る恐るシャツの一番上のボタンを外す。また彼に止められるのではないかと不安になる。しかし、ポロック先生は最初のボタンが外れても黙って見つめるだけで、私たちから息を奪ったキスの余韻で、まだ息が荒い。

彼の手が私の太ももを撫で、ドレスの露出した部分だけを触れ、必要以上には見せない範囲で。その手は生地の上を通り、腰を越え、指先で軽く控えめに擦りながら腕へと上がっていく。そして肩へ、首へと続き...目を覆うレースのマスクに触れた時、私は息を止めた...