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第66話

自分の顔を描いた絵を見つめていた。角度のついた顔のアップで、私は手に顎をのせて遠くを見つめている。絵自体が素晴らしく、ハンターがこれほどの細部まで描き込むのにかけた時間を思うと謙虚な気持ちになった。だが息をのんだのは、柔らかいパステルで私の特徴を引き立てていることだった。虹色に輝くオーラを纏っているような、幻想的な雰囲気を醸し出していた。青い目はまるで生きているかのようだった。

「こんな風に私が見えるの?」ようやく頭が働き始めて尋ねた。

「ああ。君は光と温かさに満ちた存在だよ」彼は少し恥ずかしそうに言った。

「でも、私、美しく見えるわ」と言うと、ハンターは空いている手で優しく私の頬を撫で...