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第41話

ディラン視点

王がオーストラリアに発ってから3週間が経った。その間、彼についての知らせも、彼からの連絡も一切なく、そのおかげで私はずいぶん気が楽になっていた。

ルイスが王からマインドリンクを受け続けているのは確かだった。私たちがようやく親密になりかけると、彼の目が曇り、意識を取り戻すとすぐに私との間に距離を置くのだから。でも、あまり気にしなかった。ルイスは王からの情報や命令を自分だけにとどめていた。そのことに私は内心感謝していた。

ダンスは本当に上達してきていた。ルイスと練習するたびに、少しずつ上手くなっていった。動きもずっと流暢になり、女王自身から少しだけ褒めの言葉をもらったほどだ。正...