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第37話

ディラン視点

王様がオーストラリアに発ってから6日が経ち、ようやく私は病院を出ることができた。数日ごとに火傷の治療のために戻るようにと明確な指示を受けていたが、背中についてはそれ以上できることはなく、激しい活動を避けるしかなかった。

まだ痛みはあるだろうか?確かに。でも対処できる範囲だろうか?そうだ。この一週間ほとんど動かなかったせいで首はとても硬くなっていたが、王様がいない間、宮殿はとても静かだったので、本当に文句は言えなかった。太后からの訪問が一度あり、「怠け者」だと小言を言われたが、全体的には数ヶ月ぶりの平和な一週間だった。

ルイスは奇妙な行動をとっていた。ある日は距離を置いていた...