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第35話

ディラン視点

私はすでにボロボロだった。キング・ジョシュがしたことが頭から離れず、心は曇っていた。自分がどれだけ生意気だったとしても、何らかの形で懲らしめが必要だったとしても、彼は度を超えていた。

「選択肢なんてあるのか?」私たちは二人とも答えを知っていた。私には全く選択肢がなかった。王が望むことは何でも手に入るのだから。

「約束する...彼に君に触れさせはしない」ベータがどうしてそんな約束ができるのか理解できないが、彼は誠実に聞こえた。

部屋の外で陛下が話しているのを聞きながら、目を固く閉じて恐怖を追い払おうとした。医者が今何か治療用の軟膏を塗っている背中のリズミカルな動きに集中しよ...