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第180話

ディラン視点。

満月がまだ暗くない空にゆっくりと昇り始め、それと共に緊張が私の体中を駆け巡った。ついにこの時が来た。何ヶ月も私の頭から離れなかった戦いがついに迫り、まもなく始まろうとしていた。きっかけはルイスの救出か、あるいは彼の死だ。私は前者であることを、聞く耳を持つどんな高次の力にも祈っていた。

私は愛する人の鎧を難なく身につけた。明らかに私のものより大きく、床に引きずらないように袖と脚の部分を少し切っていた。だぶつきを抑えるため、腰にベルトをきつく締め、銃を安全に収められるホルスターがあることを確認した。

それから私は装備を整え始めた。

太ももにも二つのホルスターをしっかりと取り...