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第18話

バン!

「きゃああ!」家の外で遠吠えと銃声が鳴り響く中、母が叫んだ。何が起きているのか見ようと、カーテンを脇に押しのけて窓の外を覗いた。

「ディラン、そこから離れなさい」父は即座に私の手首を掴み、窓から引き離した。そして赤ちゃんの弟をしっかり抱きしめている母のところへ私を連れていった。「二人とも、何を聞いても家の中にいるんだ」父は引き出しからハンドガンを取り出し、外へ出ようとした。

「ダメ!お父さん、行かないで」父は首を振り、少し屈んで私の目を見つめた。

「誰かが彼らを助けないといけないんだ」父は私の乱れた髪を耳の後ろに掻き入れ、額にキスをした。「ディル、お前が責任者だ。お母さんと弟を...