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第176話

ディラン視点

疲れていた、信じられないほど疲れていた。

何ヶ月ぶりかに、悪夢に悩まされる夜を過ごした。王様や月の女神、ルイス、そして迫り来る戦いについての悪夢だ。全てがあまりにも急に押し寄せてきて、この状況に直面する前に一息つく暇さえなかったような気がする。

ルイスのベッドは彼の匂いがするけれど、それが私を温めたり慰めたりすることは全くなかった。私たちのベッドの彼の側のシーツは冷たく、空っぽで、彼の不在は言葉では表せないほど寂しかった。いつから私は彼の存在に心を落ち着かせるために頼るようになったのか分からないけれど、今、彼がいなくなって、私は落ち着かず迷子になったようだった。

実際に眠...