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第110話

ディラン視点。

まあ、自分の誕生日おめでとう!

そう、今日は僕の18歳の誕生日、完全に一人きりで目覚めた初めての誕生日だった。フレディーが大声で「ハッピーバースデー」を歌いながら僕の上に飛び乗ってくることもなく...母さんが大きなハグをしてくれたり、良い一日を願ってくれることもない。ニックもいつものように18回の誕生日パンチをしにやって来ることもない。ただ静かで空っぽなキャンピングカーがあるだけ。

それに、ただ落ち込んで何かが起こるのを待つ以外の実際の目標を持った新しい人間になった気がするにもかかわらず、ほとんど一睡もできなかった。

全く意味が分からない。

僕はいつも一人でぐっすり眠...