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第49話

ダリアの視点

一瞬前まではドアに向かって歩いていたのに、次の瞬間には足を広げてジェイソンの膝の上に座り、素肌は濡れそぼっていた。しまった。

「何?お前が自分を触って俺の名前を呼びながら喘いでるのを見た後に、立ち去るとでも思ったのか」彼は深くセクシーな声でささやき、それが私の足の間の濡れた部分をゾクゾクさせた。

「見なかったことにしてくれてもいいのよ」私は陰鬱に不平を言った。数秒前までは彼が私の中に入ってくる想像をしていたのに、今は彼のその自信に満ちた笑みを消し去りたいだけだった。

「見なかったこと?」彼は眉を上げた。「俺に見なかったことにしてほしいのか?」彼の唇が上向きに曲がった。

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