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第40話

ジェイソンの視点

「問題があるとはどういう意味だ?」私は眉をひそめながら電話を耳に当てた。「つまり、24時間会社を一人で管理できないと言うのか?!」私は唸った。ダリアが怒って出て行ってからちょうど45分が経過していた。彼女を数分間冷静にさせてから話そうと思っていたが、突然オーストラリアの支店にいる営業担当責任者のカルロスから電話がかかってきた。

私はこの数ヶ月間それに取り組んできて、ヘンリーが提携できないかと電話してきたとき、一石二鳥だと思って喜んだ。直接確認したいことがいくつかあったが、いつも忙しくて見に行けなかった。

他の国にも支店がある。父が作ったものもあるが、ほとんどは私が設立し...