兄の親友と寝たかもしれない

第130話

ジェイソン視点

もう何が起こっているのか理解できなかった。一分前まではダリアと時間を過ごしていたのに、次の瞬間には私の人生のすべてが崩れ落ちていった。それもあの愚かなガキと、役立たずの異母兄弟のせいで。あいつを信用するべきじゃなかったとわかっていたのに。

「アシュリーとの関係について知っているよ。君たち二人が結婚するまで排他的関係にならないという約束のことも」

「それが何で君の問題になるんだ？」

「いや、問題になるさ...父さんが言っていたことを覚えているよ。もしアシュリーと結婚しなければ、父さんの名前を失い、会社も僕に渡るって」

「何で僕が会社を君に奪われると思うんだ？」

「なぜ...