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第82話

「二人ともそれを私に話してくれてありがとう。でも、まだ疑問に思うのは、なぜ新しいパックに加わらなかったのか。十七年もの間に、きっといくつかのパックに出会ったはずよ」とヒナは眉を上げながら尋ねた。

「試してみたわ、いくつかの異なるパックで。でも、どこも居場所として正しいとは感じなかった。本当の家と呼べる場所を見つけられなかったの」と私は答えた。

「でも、ここに来たわね。ここが二人にとって正しい場所だと思う？」

「そう願っていたわ、はい」

「もし私があなたたちに滞在を許可しない、あるいはあなたたち自身が去ることを選んだ場合、どうするつもり？」

「そこまでは考えていないわ。私たちは二人とも...