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第61話

ローズの視点

その夜は祝賀から始まり、興奮へと続いたが、私はなんとかそれを利用してデリックが今日出席するという事実を隠すことができた...

心の中では、デリックが奇跡的に病気になって、今夜顔を出すほど元気がないことを期待していた部分があった...残念ながら、そうはならなかった。

もし彼がここにいなければ、イベントの美しさを楽しみ、すべてを適切に味わう本当の時間を持つことができただろう。

しかし、冷たい真実は、彼が現れたということだった。私の記憶通り、傲慢で自己中心的な姿で...

確かに彼が入ってくるのを見るのは大変なことだった。今は強力な守りがあることを知っていて...