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第42話

アシュトンの視点

夕方が過ぎ去り、庭のパーティーは月明かりの下での居心地の良い集まりへと変わっていた。ローズとリディアは二人とも暖かい毛布に包まれ、パティオに座り、ささやく会話と笑い声を交わしていた。

こういう瞬間こそが、私がローズをメイトに選んだ理由を思い出させてくれる。彼女の純粋な優しさと、私のパックメンバーとの間に築きつつある絆を見るのは心が温まる—実際、彼女を選んだのは正しい選択だったことを再確認させてくれるのだ。

今日の彼女を誇りに思わずにはいられなかった…

リディアが大きくあくびをするのを見ていると、その影響でローズも疲れたしぐさで続く。その二人の様子に私は...