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第22話

アシュトンの視点

「おい?!なんでお前、こんな所で全裸でくつろいでんだよ?!」ハントの声が大きく響き渡る。彼が勝手に私のオフィスに入ってきたところだ。

私は電話の呼び出し音を聞き続けながら、待つように指で合図する。ハントは意図を理解し、本棚の近くにある私のオフィスのソファに座り、適当に本を開いて興味があるふりをする。そしてついに電話が繋がり、向こう側から声が聞こえてきた...

「アルファのジェイコブだが?」北の地区のアルファの威厳ある声が響く。

「ジェイコブ、アシュトン・シルバーだ」私は formal な口調で返答する。「お元気そうで何より」

「アシュトン、坊や!...