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第19話

アシュトンの視点

ハントとソーヤーと共に私のオフィスを出ると、私の思考はすっかりローズに占められていた。彼女の様子を確かめたいという切迫感が、階段を上る一歩一歩と共に強まっていく。

私の心臓は鼓動を速め、彼女の愛らしい顔を思い浮かべるたびに不安が募る。状況はデリケートだ。彼女が大丈夫かどうか確認する必要がある。

ローズを残してきた自分の部屋に近づくにつれ、私の足取りは少し速くなった。予想よりも長く離れていたが、きっと彼女は気にしていないだろう…

ドアノブを回し、ドアを開けると、目の前の光景が胸に一撃を与えるように衝撃的だった。

ローズはベッドに横たわり、全身が汗で...