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第85話

「それで」エリーゼは喉を鳴らし、イングリッシュブレックファストティーのマグカップを置いた。リタはふかふかのリビングルームのソファに寄りかかった。彼女はコールが、流行りよりも快適な家具を選ぶという彼女の意見に同意してくれて嬉しかった。このクッションの上なら幸せに死ねるほどだった。リタはため息をつき、髪を顔からどけて、いくつかの束を耳の後ろにかけた。

「それで、悪夢はまだ続いてる。悪化はしてないと思うけど、良くもなってないわ」

エリーゼはうなずいた。

「起きたらまだランニングに行ってる。最近は新しいメンバーの何人かと一緒にジムでトレーニングしてるわ。まだ話したことはないけど、平和な沈黙がある...