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第61話

トラックに着く頃には、だんだん暑くなってきていた。マイクはバックパックをトラックの荷台に積み込み、水のボトルを二本取り出して、一本を私に渡し、もう一本は自分のために取っておいた。

「今日は一緒に来てくれてありがとう」マイクは私の腰に手を置きながら、助手席のドアまで私を歩かせた。

「お礼を言う必要なんてないわ。あなたたち一人一人と二人きりの時間を過ごすのが大好きなの。今日は完璧だったわ、だからこそありがとう」微笑みながら、私は振り向いて彼に軽いキスをした。そのキスはすぐに深まり、私は小さな喘ぎ声を漏らしてしまった。

「今夜だよ、ハニー、約束するよ」マイクはささやき、私を助手席に乗せる前にも...