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チャプター 36

パトリックと私は水族館の探検を続けた。水中の世界が放つ青い光と揺らめく反射に、すっかり心を奪われていた。トンネルの中では三十分近く過ごしただろうか。頭上をサメやエイが静かに漂っていくガラスのアーチの下を、行ったり来たりしながら。そのうちの一匹が、私たちに影を落とすほど近くを泳いだとき、私は息をのんだ。パトリックはただ微笑んで、私が彼の隣にもっと体を寄せるのを許してくれた。

携帯のことを思い出し、私は次から次へと写真を撮り、トンネルを出る前に十枚近くをグループチャットに送った。返信の通知が鳴るたびにパトリックは声を上げて笑い、特にジョシュが私の写真の腕を評価し始めたり、ジェイクがどの魚に彼らの名...