彼の小さな花

第11話

リアムは私を家まで送ってくれた。家に入ると、残りの仕事を片付けた。夕食用に野菜を準備し、昼食を食べてから再開することにした。昼食にしては少し遅い時間だったし、朝食を抜いたこともあって、かなりお腹が空いていた。いつもより化粧に時間をかけたため、お弁当を作る時間がなかったのだ。車も持っていなかったので、今日はずっと空腹のままでいるつもりだった。でもリアムが誘ってくれて、断れないほど本当に、本当にお腹が空いていた。

彼は3時30分に駐車場で会おうと言っていたので、私は5分早く着いた。彼が近づいてくるのが見えるまでしばらく待っていた。私は興奮して手を振ると、彼も手を振り返してくれた。偶然にも、私は彼...