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第20章 過度な罰

彼は本当に好きなんだ。

篠原千穂は、木戸達也がどこからそんな体力を持っているのか全く分からなかった。普段は彼が運動しているところなんて見たことがなかったのに!

彼女はすっかり疲れ果ててしまったが、彼はまだ満足していない様子だった。

「永井家……」

彼女の頭はぼんやりしていたが、眠りに落ちる前に自分の目的を思い出した。

「集中しろ」

木戸達也は強引に彼女の口をつまみ、怒ったように彼女の口を覆った。

「うう……」

彼女の反抗の声は、木戸達也の耳にはさらに魅力的に響いた。

朝が来て、彼女は永井実紀からの電話を受け取った。

「ねえ、千穂ちゃん一体何をしたの?どうして木戸達也がこん...