第1815章

「スミス夫人、こっちへ来てキスしておくれ」フェリックスはそう言うと、ふざけるようにベサニーの上に乗りかかり、体を支えながら……例のアレで彼女をからかった。

「お願い、やめて。お願いだから」ベサニーは涙ながらに懇願した。最近の若者がここまで大胆で、自分のような年上の女性に敬意すら払わないことに打ちのめされていた。

「おいおい、敬意ってもんがねえのかよ？」フェリックスは不満げに呟き、ベサニーの口元に自身を押し付けようとしたが、彼女は固く唇を閉じ、最後の尊厳を守ろうとした。

「おいフェリックス、少し落ち着けよ。もうその気になってるなら、無理強いすることもないだろ？」アイヴァンが割って入った。事...