罠の元妻

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第1237話禁断のキス

ステラの肌は陶器のように滑らかで、ランディがその顎をすくい上げると、指先から電気が走るかのようだった。その感覚は野火のように彼の中を駆け巡り、触れた箇所から体の芯へと一直線に突き抜けていった。

二人はありえないほど近くに立っていた――ステラには、ランディの心臓の速い鼓動が、自分自身の狂ったようなリズムと重なるのを感じられるほどだった。彼女は困惑して彼を見つめた。なぜ自分の脈がこれほど激しく肋骨を打ち、心臓が今にも飛び出してしまいそうなのか、理解できなかった。

乾いた焚き付けにマッチが投げ込まれたかのように、ランディの喉が引き締まった――突如として、彼は体の内側から燃え上がっていた。彼の視線...